深まる日々に微笑みを

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ファモジン(ガスターと同成分ファモチジン)

【真夏に拾った頭も体も気も弱いボロボロにゃんこ】
真夏の熱気の中、ガリガリの体で鳴いていた捨て猫のミソ(♂)。

拾ったとき、顔は目やにでいっぱい、熱いアスファルトの上を歩いてきたのか、
足の裏はただれていました。すぐに獣医さんに連れていったのですが、
すでにウイルス性の感染症に罹ってしまっていたため、大きくなった今でも
目やにが出やすく、鼻水などもよく出ます。

綺麗なアメショ風の柄、けれど片目が少しいびつな上に、
短い尻尾の先がぼんぼんになっていて、臆病ながらも人馴れしていることから、
獣医さん曰く悪徳ブリーダーに不良品として捨てられたんだろう、とのこと。

拾ったその日、家族は先住猫もいることもあって、もちろん文句を言いましたが、
皆動物好きでチョロいので、私がミソを洗っているのを見にきては手伝ってくれたり、
部屋に造った仮設の猫トイレに工夫してくれたりと、全員がツンデレを発揮。

おかげで1週間経つころには家族の仲間入りが決まっていました。
ミソは頭もあまり良いほうではないのですが、そこがまた可愛く、
今では家族みんなに愛される大切な家族です。

気が付けば5歳を向かえ、かつてガリガリのボロボロだったのが
嘘のように今は先住猫よりも巨大になりました。


【体は大きくなれど胃は弱いままのミソ。ファモジンで負担を軽減】
大きくなっても、体はあまり丈夫ではないようで、ミソは普通の猫よりも吐く回数が多く、
獣医さんに掛かる回数も先住猫に比べて多め。

でも臆病者のミソは予防接種も定期健診もいくたびに疲れ果ていて、2日はぐったり。
しかも病院のニオイがつく所為で先住猫もイライラ・・・。

体は大きくなっても序列は先住猫が上のため、弱っている中、
先住猫からのプレッシャーでミソはさらにストレス過多に・・・。

はっきり物を言う行きつけの獣医さんによれば、ミソは元々頭と気が弱いだけでなく、
胃も弱くて胃炎を起こしやすいのだとか。胃が弱っている中、
病院に連れていくのは気の毒で、吐いた時にすぐに与えられる常備薬があればな・・・
と調べたところ、見つけたのがファモジンでした。

たまに処方してもらっている、胃酸の分泌を抑える薬「ガスター10」の
ジェネリック品とのことで、成分は同じファモチジンとのこと。

獣医さんと相談ののち、嘔吐が続く時はこちらを与えて、
ひとまず胃の回復を待ってから病院に連れて行くようにすることで、
少しでもミソの胃の負担軽減を図ることに。


【胃の負担をできる限り最小限に】
ファモジンを与えて、胃の状態を回復させてから病院にいくようになってからというもの、
病院から帰ってきた後、ミソがぐったりダウンしている時間が目に見えて短くなりました。

先住猫のプレッシャーにも抵抗をみせるようになり、少しずつですが強い子に
なってきているようです。同じストレスでも、普通の胃の状態で受けるのと、
荒れた胃に受けるのとでは、負担が違いますからね。

もう少しメンタル面が強くなってくれればなあと思いつつ、これも個性だと思って、
今後も愛情を注いであげようと思います。



ファモジン(ガスターと同成分ファモチジン)40mg